凍み餅


~寒さが育んだ自然食~

料理人:吉田 美枝子さん

名前の由来

寒さが本格化する1月上旬から2月下旬にかけて、中通り地方では、冬の厳しい寒気を生かした凍み餅づくりが行われる。ごんぼっぱ(山ごぼうの葉)やよもぎなどの山野草を餅に練り込み、わらで1つ1つ暖簾のように編んで軒先の高い所に吊るす。冷蔵庫の無かった時代に保存食としてつくられた凍み餅。先人の知恵が息づく庶民の食である。

歴史(先人の知恵)

天明、天保の時代に大凶作に見舞われ、村人が飢えをしのぐために笹の実や木根皮を粉にし、米粉を少し混ぜて餅として食べたと言われる。かつては保存食としての意味あいが強かったが現在は、自然食、健康食として見直されてきている。

料理人と時代背景(エピソード)

昔は、軒先にわらで編んだ凍み餅がのれんのように並んであった。学校から帰ってくると母が農作業の合間を見て作ってくれた、きなこの凍み餅が用意してあった。ごぼうの香りと歯ごたえがなんとも言えず、とても懐かしい味として今も覚えている。

器や祭り(冠婚葬祭)との関り

凍み餅は、保存食として活用されていた。田植え時期になると、手間をかけずにすぐ食べられる凍み餅が各家庭で食べられていた。

栄養価

餅に、山ごぼうやよもぎなどの山野草を入れているため、食物繊維も豊富に含まれ、冷えてもすぐに硬くならず、胃もたれも少ない。

材料( 4人前)

●ごぼうの葉やよもぎの入った凍み餅 4枚
●砂糖  適量
●じゅうねん  適量
●醤油  適量
●ごま  適量
●あんこ  適量
●きな粉  適量

作り方
凍み餅は、2~3時間水につけ、柔らかくなったら、タオルにくるんで静かに水気を絞る。
きな粉、じゅうねん、ごま、あんこなどを付けて食べる場合は蒸し器で蒸し
団子にして絡めて食べる。
砂糖醤油を付けてのりで巻いて食べる場合は、ガスレンジで焼いてから砂糖醤油を絡め、のりを巻いて食べる。

調理例
蒸して、きな粉、じゅねん、ごま、あんこで食べる方法と、焼いて醤油を絡め、のりを巻いて食べる磯辺焼き風、野菜をたっぷり入れて雑煮にするなど様々な食べ方がある。

食べることのできる店


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